TOKYO GAMETAKT2017 夜公演 感想

2017年05月07日

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 TOKYO GAMETAKT2017
 http://gametakt.com/

 2017年5月6日(土)に大田区民ホール・アプリコさんにて、東京ゲームタクト2017が開催されました。
 この日は1日中ゲーム音楽や作曲者の方々の講演が大ホール、小ホール問わず色々なところで満喫できるというゲーム音楽ファン垂涎モノの企画です。自分はその中でも大ホールの夜公演を拝聴してきました。
 何と言っても「討鬼伝」シリーズから「トキワノオロチ – 時輪大蛇 –」が、坂本英城さんの指揮での演奏ですからね!! 光の速さでチケットを申し込んだのも懐かしい思い出です。

 今回もお馴染みの白湯次郎さんと一緒に行ってきました。いつもありがとうございます。来年のゲームタクトで討鬼伝、討鬼伝極からの曲が復活してあの大スクリーンに息吹や速鳥が映るといいですね!!!! 座席で卒倒しそうですが(笑)

▼TOKYO GAMETAKT2017 夜公演

 2017年5月6日(土)大田区民ホール・アプリコ 大ホール
 指揮:後藤正樹さん

▼プログラム
1:MAIN THEME – SPACE HARRIER – (『SPACE HARRIER』より)

2:銃声とダイヤモンド(『銃声とダイヤモンド』より)※指揮:いとうけいすけさん

3:モンスターストライクシンフォニー 第6楽章~爆絶~ ゲームタクトバージョン(『モンスターストライク』より)※指揮:桑原理一郎さん

4:遠くからあなたを(『アナタヲユルサナイ』より)※ヴォーカル:河野暁子さん

5:トキワノオロチ – 時輪大蛇 –(『討鬼伝2』より)※指揮:坂本英城さん

6:猛獣たちとお姫様メドレー(『猛獣たちとお姫様』より)※ヴォーカル:霜月はるかさん ※指揮:霜月はるかさん、岩垂徳行さん

7:法廷組曲 逆転裁判6(『逆転裁判6』より)※指揮:岩垂徳行さん

8:甘い時間 弦楽四重奏(『夢王国と眠れる100人の王子様』より)

9:街曲メドレー(『ワイルドアームズ』シリーズより)※指揮:なるけみちこさん

10:世界の終わりと最後の言葉(『消滅都市』より)※ヴォーカル:エミ・エヴァンスさん

11:Blue Skies(『エースコンバット04 シャッタードスカイ』より)※ヴォーカル:SAK.さん

12:約束のうるおい(『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』より)※指揮:谷岡久美さん

13:蒼き革命のヴァルキュリア(『蒼き革命のヴァルキュリア』より)※ヴォーカル:サラ・オレインさん


アンコール

1:閃光(『ファイナルファンタジーXIII』より

2:The Final Time Traveler(『TIME TRAVELERS』より)※ヴォーカル:サラ・オレインさん / 指揮:坂本英城さん

 ゲーム音楽好き、ゲーム好きという方々が集っているためそこかしこからそれらに対する愛情や熱を感じますし、何よりも作曲者の方々との距離感が非常に近いように感じます。トークショーなども惜しみなくということで、公演前から舞台上で色々な美味しいお話をされる姿を拝見、拝聴できますし、とにかく1分1秒も逃せないというてんこもり具合にとても笑顔になれるものでした。

 そして何と言っても、その曲を作った方自身が指揮を振られるというファンにとっては悶絶モノの部分が目玉ではないでしょうか。
 やはり指揮者によって曲の解釈や好みというものがございますし、こういう雰囲気もいいな、どちらかと言えば原曲の方が…というのもあると思います。それらが作った方が実際にということで、アレンジになっていてもストンと落ちるかのようなあの感覚、中々ない機会だと思いますし、憧れのあの作曲者の方があの大好きな曲を目の前で指揮をとられるというのはまさに夢のような時間ですね。

 その上、舞台上の大きなスクリーンでは実際のゲームシーンやムービーやPVが流れるという垂涎モノの作りになっており、目と耳が大忙しになるという。
 好きな作品では、このシーンを! という喜びがあり、未プレイの作品であれば「ここからどうなるのだろう…」「あのキャラクタ気になる」というのもあるという宣伝効果も抜群なものになっているのも、ゲーム音楽ならではのものですね。

 さて、今回の公演で最も印象的だったのは河野暁子さんサラ・オレインさんのヴォーカルです。とにかく凄いの一言でした。歌唱力、表現力はさることながら会場全体を釘付けにするような、一瞬で虜にされるような心揺さぶる歌でした。凄いとしか表現できないのがもどかしすぎるほどに、とにかく美しく素敵な歌で、音楽の持つ力、歌の持つ力の凄さを改めて体感できました。
 ヴォーカル曲を除いた中では夢100「甘い時間」の弦楽四重奏が夢のような時間でした。室内楽も本当に素敵だなぁ、某公式へ演奏会要望を出す時に今度からは室内楽も…と書こうと思いました。やはり弦楽器の奏でる音色とアンサンブルは心地よいですね。

 討鬼伝はもちろん格別です!!! 途中から鬼化していてもはや鬼のあの声で心と脳みその中で叫びすぎる感じでした。今は感想が書けるほどには人間語が喋れるように現実に戻ってきたようです…!


 以下、続きます。
 ※5/19 "The Final Time Traveler"の該当曲の部分に動画を追記しました








 会場に到着し、まずは地下1階の物販コーナーへ向かいました。
 パンフレットがあるのを知らず、入って嬉しい発見! という感じになれました。。読むのは楽しいですし、ゲーム音楽にも詳しくないのでこの方があれやそれをという発見もございますし、大変ありがたいです。こちらのパンフレットは家でじっくり拝読したのですが、とてもおもしろかったです! 特に最初の対談は以前のゲーム音楽事情から昨今に至るまでのことや、海外での活動についても触れられております。個人的には高校野球でのモンストの応援曲ということに対しての植松さんの一言が大変ツボでした。確かにその手があったか! という感じですね。
 物販コーナーは部屋全体で色々なCDがあり、目移りするのですが、坂本英城さんのCDはちょうど持っているものがということで聖剣伝説2のアレンジCDを購入しました。非常に懐かしいですね。裏面を見て「予感 Prophecy」が収録されていたので即買いでした。この更新を終えたら聴き倒したいと思います。

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 さて、以下の感想は全部記憶頼りなためかなり怪しい部分が多いです。演奏会はメモを取らないと細部までは自分の脳みそでは記憶できないですね…。
 その前に、開演前に植松さん、坂本さん、高田さんのトークが行われておりまして色々と聞いておりました。途中で岩垂さんと桑原さんも加わり、開演前から豪華過ぎてとんでもないという感じですね。印象的だったのはどこで作曲するか、のところでした。散歩中や自転車に乗っている間という岩垂さんと桑原さん、ピアノの前に座ってという坂本さんと家で朝起きてすぐにという植松さんというアウトドア派とインドア派などなど。作曲とはどこをどうしてどうしたらできるのだろうか? という感覚の自分にとっては未知の世界です。こういうトークショーも惜しみなくというのが、ゲームタクトの長所の1つですよね!! ファンにはありがたすぎるものです。


MAIN THEME – SPACE HARRIER –:『SPACE HARRIER』

 夜公演のトップバッターは爽やかなこちらの曲からでした。ゲーム音楽の旅へとご招待という感じで、爽やかにお手をどうぞという感じで一気に引き込まれました。
 アーケードゲームということで、センター内にこの曲が響き渡っていたというお話もありましたが、何度聴いても飽きないような名曲ですね。
 明朗快活な旋律を確かトランペットをメインに金管楽器で奏でていた気がします。これがまた心地よかったです。


銃声とダイヤモンド:『銃声とダイヤモンド』

 銃声とダイヤモンドの楽曲も大好きなので、楽しみにしておりました!! 特に好きなのはみんな大好き「ジャッジメント」や「ふざけてないのに」ですが、この「銃声とダイヤモンド」も同じくらい大好きな曲です。
 しかもいとうけいすけさんが自ら振られるということで始まる前から期待で胸がいっぱいでした。

 冒頭のあのヴァイオリンのポルタメントかグリッサンドが聴こえて来たあたりのテンションの上がり具合は凄いですね!!
 ヴァイオリンの話繋がりでここに書きますが、コンミスの方の第二の指揮者という感じの見事な演奏も本当に凄かったです。とても素敵でファンになりました! 弦と管打等がズレてもすぐさま仕切り直せる非常に分かりやすい弾かれ方と、その姿勢の美しさに凄く惹かれました。笑顔や指揮者やゲストの方々のやりとりも凄く素敵で、物凄く印象に残っております。

 曲の話に戻しまして、この曲は個人的にゲームのリアルなグラフィックとのギャップも美味しいと思います。この作品全般に言えるかもしれませんが…!
 どことなく怪しいような入り方からおしゃれなタンゴにという変化も凄くいい曲ですよね!


モンスターストライクシンフォニー 第6楽章~爆絶~ ゲームタクトバージョン:『モンスターストライク』

 ソシャゲの王者な売上を誇るモンストの曲は実は初めてでした。
 今回指揮をされた桑原さんはヴァイオリンでもずっと演奏されており、そこからのご登場でした。さて、この曲は合唱が入るために合唱部隊の方々が入場されていたのですが、この後に控えている討鬼伝を考えてこの時点で既に頭がおかしくなりそうでしたね(笑)そういうモノノフさんも多かったのではないでしょうか。

 モンストですが、この曲の壮大さがとても凄かったです。この音楽の中で遊べるということで、聞くだけで負けないぞと思えるものですね。全体が鳴る時の会場中に響き渡る音がとても凄かったです。
 そして、やはり合唱が入ると重厚さが段違いですね! 今回の公演では合唱は上手側のコンバスの後ろあたりだったため、自分の位置からは遠めかなと思っておりましたがそのようなことはなく、合唱の力というのを体感しました。特にバリトンパートが凄かったです。
 爆絶という曲名がとてもよく分かる曲でした。生で体感できる音圧が凄いですね!


遠くからあなたを:『アナタヲユルサナイ』

 植松さんのお気に入りの曲でもあり、河野さん版のこの曲も残したいとMCでおっしゃっておりました。
 河野さんが、「歌詞もすごくよくて」とおっしゃったときに植松さんが「そう!」というように2人で物凄く共感されておりまして、では歌詞に注目せねばと思ったのですが、河野さんの歌で全部吹っ飛びました…。本当に素晴らしかったです。

 この曲も初めて聴いたのですが、歌い始める前の呼吸からしてすぐに河野さんの世界に引き込まれました。
 最初は「こんなに こんなに」という歌詞で始まるのですが、同じ言葉ですが込めている思いもまったく違うかのような表現、たっぷり想いを込めて人に伝えるような「こんなに」から、そっと一歩後ろから自身の中で閉じ込めるような「こんなに」というその表現方法の差とその言葉一つ一つを本当に丁寧に表現される歌は本当に圧巻であり、心惹きつけてやまない音楽でした。
 完全に会場中を河野さんワールドで包み込むというのを感じましたし、とにかく歌い方の感情の込め方やビブラートでの表現に感動で感動で時を忘れるほどでした。
 もはや言葉などは不要ですね。とにかく聴いて下さいとしか言えないです。本当に素晴らしくて忘れられない1曲です。

 演奏前に河野さん版もどこかに残しておきたいという植松さんのお言葉を思い出して、今すぐこちらの音源売って下さいと思うほどに。


トキワノオロチ – 時輪大蛇 –:『討鬼伝2』

 次の曲目が討鬼伝ということがMCの方から告げられてから心臓が口から飛び出そうなのを必死で堪えながら、坂本さんが指揮台へ向かわれるのを拍手しながら見ておりました。
 討鬼伝は和楽器が入ることが特色だと思いますが、今回は和楽器抜きということで、どういうアレンジになるのだろうと非常に楽しみにしておりました。今回はその代わりにソリストのヴァイオリンが入るということで、完全に所謂クラシック版という貴重な機会になりました。

 さて、音楽の前にムービーについてを。
 ゲームタクトではスクリーンにそのゲームのムービーやPVが流れるのですが、討鬼伝2はまさかの刀也と八雲が主役ばりの出番になっており、2では八雲好きなので八雲が出た瞬間、「え? 八雲?? え? え??」と、正直客席でとても動揺しました(笑)
 てっきりあの横浜防衛戦のムービーを流すだけかな~と思いきやまさかの刀也主役、ライバル八雲、ヒロインかぐや様というかの構成に!!! 討鬼伝はどのキャラクタも非常によいというのがウリの1つだと思うので、これはとても嬉しかったですし、驚きました。
 しかも八雲はちょうど格好いいところばかり映ると!!! ふっとばされもズザーは映らないという…!! とにかく刀也は主役ばりでしたね。おめでとうございます!! 焔やグウェン、椿、時継、紅月、神無たちも映りましたが、とにかく刀也と八雲という両隊長陣の大サービスムービーでございました。
 そしてシンラゴウなどは映っても、肝心のトキワノオロチの姿は一度も出てこないというのもミソですね。ここは大事ですよね。それから、絶対に出てくるだろうと思った九葉さんが一度も映らず驚きました!! ヒロイン力が高すぎて出られなかったんですね、きっとという話で着地しましたが、これは意外でしたね。特務隊もそれほど映らなかったのでこの部分も意外でした。

 いやはやまさかの構成のムービーで驚きつつ、ムービーも気になるわ、演奏も気になるわで目と耳が大忙しの討鬼伝でした。

 さてさて曲ですが、前半は原曲とはかなり違った編曲になっておりソロのヴァイオリンをメインに、落ち着いた感じになっていたような気がします。途中からは原曲にかなり近いもので、「ああ、防衛戦だなぁ…」と思わずうるむものでした。
 トキワノオロチが始まった時に流れたムービーはあの防衛戦の冒頭ムービーでして、まさに防衛戦の始まりというのを感じました。そして同じ曲でも和楽器のありなしというのはやはり印象が大きく変わるものですね。そうだ、最初の尺八ないんだと!
 オケアレンジになりますが、その流れるような旋律の美しさは変わらずですし、合唱が入ることによって本当にあの曲が合唱ありで生で…! という、目の前の現実が信じられないほどでした。タマハミしないわけがないというものですね!!!
 トキワノオロチで1番好きな部分は弦楽器が雄大に奏でる旋律のGAsGEs~のところでして、そこが生オケで坂本さんが作り上げるあと曲の流れのまま、まさに原曲の曲の流れのままで聴けるという至福の時間。揺蕩うようなあの部分を生演奏を聴きながらあの熱いムービーを拝めることができるとはこれ以上の幸せはないのでは!? と、思うものでした。
 後半部分の全体が楽器や声でという部分の音の衝撃はやはり凄いですね!! トキワノオロチという曲の重みを知れば知るほど感じる圧でもあると思いました。
 
 これは個人的に感じている曲に対してのことなのですが、「トキワノオロチ」はシリアスな部分もあるのですが、それでもどこか負けない、勝ってみせるという強さをとても感じる曲だと思っています。
 討鬼伝2では最序盤に流れるこの曲ですが、あの防衛戦、そして特務隊を思うと鬼に対しての人間やモノノフの儚さや脆さも感じてしまいます。それでも九葉という存在がいるからこそ、「私は少し先の未来を知っている」というあの言葉とすべてが繋がったときに一気に全身を駆け巡るような衝撃と、だからこそ負けぬという意志も感じられるのだなと思うこの楽曲と物語を知っているからこそ分かる部分が合わさって初めて得られる感動もある曲でもあると思っています。

 トキワノオロチを聴いて、素敵な曲だなと思った方は是非とも討鬼伝2をプレイして頂き、更なる感動を味わってほしいなと思います。
 そしてあわよくば討鬼伝極の方もプレイして頂き、めくるめくモフモフモノノフワールドへようこそという…!

 それにしてもやはり作曲者の方が指揮をというのはありがたいですし、素晴らしいですよね!! やはり格別の思い入れがあるので感動も違いますし、別格ですね…!
 それから、また坂本さん率いるTrioでも聴いてみたいものです。もしくはプレスタのように和楽器を入れてというのももう一度聴いてみたいです。コエテクさんも数年後に自社ホールを持たれますし、夢の討鬼伝専門コーナーや単独公演諦めていないのですよー! また要望送ります…!! 討鬼伝の曲をという方は要望で出すことをおすすめします! 伝えなければ届きませんしね…!


猛獣たちとお姫様メドレー:『猛獣たちとお姫様』

 乙女ゲーの曲も演奏されました。
 ついPV中のCVに注目してしまうという…!!!
 この曲は霜月さんと岩垂さんがそれぞれ指揮をされるという構成だったのですが、乙女ゲーというだけあり、岩垂さんとの指揮の交代シーンも凄く素敵でしたね。呼びかけてからの手を取って指揮台から降りるという演出、霜月さんがそのまま歌に入るまでの流れるような岩垂さんの指揮という形で、楽曲もなのですがその演出にもこだわられた曲になっているなと思いました。


法廷組曲 逆転裁判6:『逆転裁判6』

 自分の中で1番面白かった曲はこちらです。
 この日はお昼にも別の会場で逆転裁判の演奏会があり、ハシゴされた方も多かったのではないでしょうか。
 演奏前に岩垂さんと客席で「異議あり!」の練習をしたのですが、初めて「異議あり!」のポーズの出し方が横からスライドして出すものだと知りました。客席全員での「異議あり!」は面白かったですね。
 「異議あり!」はスピーディに言うというのも学びましたよ。間違っても伸ばしてはいけないと!!

 さて、どんなところで「異議あり!」するのだろうとワクワクしながら聴いていたのですが、この曲は確か打楽器が美味しくて印象的だったような…! これだけ迫力ある音楽の中で裁判をするのか~、燃えるなぁと思いながら聴き入っていたら、突然裁判長? らしき方があの木槌を鳴らしながら入ってきて、すぐさま岩垂さんが「異議あり!」で追い払うかのようにするのがとてもどツボでした。そして今初めてあの木槌がガベルというのを知りました(笑)
 そのまま曲は盛り上がっていくのですが、途中で打楽器や金管楽器などの後列の方が「待った!」か「異議あり!」と仰るではないですか! 続いて弦楽器の方々も仰っており、そこから「せーの!」で「異議あり!」と奏者の方も含めてやったのですが、大盛り上がりでした!! これは楽しい、これぞゲーム音楽だからこそ! という形で非常にユニークな演奏でした。

 後ほど逆裁ファンの方にお尋ねしたところ、逆裁コンではこれは絶対にやるという定番中の定番らしいですね!


甘い時間 弦楽四重奏:『夢王国と眠れる100人の王子様』

 甘い時間というタイトルに添うように素敵な時間でした。
 夢100は一時期プレイしていたので、音楽の良さは知っていたのですがまさかこういった演奏会で聴けるとは…! と、驚き半分、とても嬉しかったです。前半でもありましたが、乙女ゲーも混ぜてもらえるというのはありがたいことですね。

 最初はヴァイオリンが美味しいあの戦闘曲なのかな? と、思っていたのですが演奏されたのは「甘い時間」でした。
 こちらは弦楽四重奏ということで、あのシュデンゲンアンサンブルの方が演奏でした。とにかく美しく、弦楽器ならではの音色がまさに夢王国にぴったりの雰囲気で、今すぐ夢100ファン全体に届けたいと思うほどに素敵でした。
 やはり室内楽も最高ですよね。少人数だからこそのそれぞれの楽器の音色に耳を傾ける時間のなんと至福のことか…! それを思い入れのあるゲームの曲でだなんて贅沢ですね。音色も、室内楽だからこその息の合わせ方などもとても耳の保養でした。
 サキア王子がお元気かどうか思わず気になりましたね。
 

街曲メドレー:『ワイルドアームズ』シリーズ

 癒し系のなるけさんが最初のMC部分からとても全開でほのぼのしました。なるけさんがいらっしゃらないと…! その後こっそりというようにひょっこりお姿を現し、指揮台に向かうまでもとにかく癒やしでした。こういうのもゲームタクトならではなですよね!

 ワイルドアームズもプレイしたことがないので、詳しくは分からないのですが、ほのぼのさもありながら軽快な優しいリズムがとても耳に残った曲でした。
 なるけさんのほわんとしながらも進めていく指揮も相まってまさに世界観があるという曲という印象です。


世界の終わりと最後の言葉:『消滅都市』

 消滅都市の曲も本当に最高で、こちらも大変楽しみにしていました。加藤さんと川越さんのご挨拶はもちろん、エミさんのMCも聴けるなんて! と、荒ぶるものでした。
 それにしてもエミさんのモデル等身があまりにも素晴らしすぎて、思わず見惚れてしまいました。エミさんもですが、ソリストやヴォーカリストの方々のそれぞれのドレスや衣装も凄く素敵で、目の保養でした。曲にあっていて、なるほど! という。

 さて、消滅都市のあのメロディーだけでも美しいのにも関わらず、更にエミさんの透き通るような歌声がというここは女神様の土地ですか? と、錯覚するような一曲でした。
 自分はTEKARUさんの「Etemity~Immortality」をひたすらリピートして聴いておりますが、一度も生で聴けたことはなかったのです。ニコ生での配信もしくはCDだけだったため、念願叶ってのものでした。
 オケ版になっても美しさは変わらず、しかしながら雰囲気はやはり変わるので、それもまた非常においしいものでした。やっぱりこの曲はこぼれ落ちて消えてしまいそうな、切ない旋律がとにかく胸にきます。間違いなく出会えてよかった美しい旋律の1つだなと。


Blue Skies:『エースコンバット04 シャッタードスカイ』

 確かエースコンバッド8を鋭意製作中か製作決定だかでしたか、宣伝されておりましたね! おめでとうございます!! ナンバリングが間違っていたら大変申し訳ございません…。

 そしてこの曲でのSAK.さんの歌も物凄く格好良くて素敵でした!! この曲が持つどことなくセクシーな部分を歌い上げるそのお姿と歌声と、本当に本当に格好良かったです!!
 特に低音の部分でしょうか、パワフルな歌声という表現がぴったりすぎるのですが、その逆の高音も澄んだ声で、このままずっと聴き続けていたいと思う歌でした。
 普段あまりヴォーカルがある曲を聴かないので、このゲームタクトは素晴らしい歌手の方々との出会いにとても感激です! また是非とも生で拝聴したいです。

 恐らくこの曲だと思うのですが、オーシャンドラムですかね? 美味しいなぁとついつい目と耳がいきました。
 広い空をとにかく進んでいくというのを、どこか余裕のある大人の空の楽しみ方という風に感じられるとても素敵な1曲でした。


約束のうるおい:『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』

 谷岡さんがMCでそのキャラクタの色を取り入れた衣装にしたけれども緊張する、と仰っていたのが印象的でしたが、さすが谷岡さんという感じで全く緊張など感じないナレーション部分がとても作品や世界観を大事にされている曲だな、と思いました。
 曲の印象的なノリもなのですが、何よりも谷岡さんのサプライズなナレーション部分がとにかく印象的でした。読み聞かせなどもされているのでしょうか!? という感じの物凄く聞きやすく、かつ抑揚もたっぷりとあるもので谷岡さんの絵本や朗読劇を聞いてみたいと、つい思ってしまいました。

 作品とも全く関係なのであれなのですが、また谷岡さんのニーアのピアノ曲も拝聴したいです。


蒼き革命のヴァルキュリア:『蒼き革命のヴァルキュリア』

 光田さんご自身が「今回の演奏会で最も難易度が高い曲」と仰っていたのですが、まったく感じさせないほどのド迫力にサラさんの凄すぎる歌声に、物凄くお話が気になるPVにとこれでもか! と、色々きた1曲でした。
 とにかく目も耳も大忙しなのですよね。映像を見て、「えええ、これはどうなるんだ!?」という感じでお話が気になり、しかし目の前では金管がハイトーンで会場中を響かせながら、しかもサラさんの美しいエルフ姿とその姿から響かせられる美しい高音に虜ですし、目も耳もあと3つは追加したいというものでした。

 サラさんにとにかく注目だったのですが、純白のエルフのお姿で登場し、歌い上げるのですが、途中で怒り出すかのような足取りで袖に戻っていきます。この姿もまさに物語というもので、素晴らしいなと。
 そして再び姿を見せたサラさんが真っ黒でスリットの美しいドレスでまさに死神という仰っていたスタイルで戻ってくるという。ここの足取りもまさに曲調にぴったりなのですよね。そのまますぐに感情を露わにというような歌声で更に魅了して下さるという物凄いステージでした。完全に曲に入り込むというお姿にもそうですが、曲と会場を完全に支配するようなその歌と表現にはもう言葉は要りませんね。

 お話と曲と歌とすべてが合わさって涙が自然と溢れてくるというものでした。光田さんの楽曲も本当に素晴らしいですし、こうやって素敵な楽曲と出会える機会になって最高の日です。


閃光:『ファイナルファンタジーXIII』

 浜渦さんの曲ではないですかー!! と、大変荒ぶった1曲でした。FF13関連では魂の解放者も大大大好きです。パラダイムシフトも好きです!
 大変な人気曲ということで、アンコールの幕開けにもぴったりな1曲でしたね。威風堂々というかのような金管部分から何かいい予感を感じさせてくれる始まりを経て、あの旋律へというその運び!! 演奏者の方々もノリノリで楽しそうに吹かれたり弾かれたり叩かれたりと、聴いていても見ていても楽しくなる1曲でした。
 やっぱりこの曲はいつ聴いても格好いいですし、燃えますよね!!

 またまた全然話が変わりますが、浜渦さんは以前「せんたま」というもう配信終了になっているソシャゲの楽曲にも携わっていて、曲の販売を是非と何度か要望としてゲーム側に送ったな、というのも思い出したのでした。結局それらはなかったですが、もう一度聴きたくてしょうがないです。


The Final Time Traveler:『TIME TRAVELERS』



 泣きに泣いた1曲でした。
 Tiroのアレンジ版のみ所持しているのですが、何度も繰り返して聴いてはその世界に浸っているのですが、坂本さんの指揮、サラさんの歌、生の演奏と合わさると物凄いことになるのだな、と。
 
 この曲は羽生結弦さんが滑られたので、ゲームに詳しくない方でもご存知の方が多い曲ではないでしょうか。
 こちらもまたムービーがとにかく凄く、その映像にこの音楽に歌があって号泣しないわけないでしょう…!! と、思うほどに濃い時間でした。
 この歌の先を聴きたい、もっと聴いていたい、だから終わってほしくない、それでも曲は進んでいくというこのジレンマとの戦いが起きる曲ですね。
 坂本さんが作り上げる楽曲は本当に最高で、優しい手でそっと撫でるかのような旋律の美しさは素晴らしいの一言で、先程も書きましたが、この時代に生まれてよかったと本気で思います。
 そこに更にサラさんの歌声とあの曲の解釈と表現方法が重なって凄まじいことになるのですよね。目に見えない宝石ってあるのか、と錯覚するほど頭のなかに音の宝石が散りばめられるかのような、本当にそんな1曲なのです。
 音楽は相性の問題もあると思いますが、自分の中の好みの真ん中も真ん中を尽く突き立てていく、それらがこの曲には詰まっています。生で聴くことができて本当によかったですし、この歌を6,500円のチケットで聴けるということがあり得るのか、というものでした。



 初めてのゲームタクトは本当に素敵で、色々な楽曲との出会い、好きな曲を改めて好きだと再確認できる時間でもあり、まだまだ生きてこれからも素敵な楽曲に出会わねばなるまい、と思うものでした。
 それぞれ作曲者の方、ゲストの方、関係者の方、演奏者の方、客席含めて音楽とゲーム音楽をこよなく愛されている人たちが集まっているからこそできるものなのだな、と思いました。
 来年は2日間に渡って同じホールで開催予定ということで、今から待ち遠しいです。討鬼伝の楽曲もまたやって頂けると嬉しいなと思います。
 やっぱり音楽は素晴らしいですね。自分にとって、言葉にできない何かがあるものな気がします。
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コメント

  1. 3倍 | URL | -

    おつかれさまです!
    ちょっと久しぶりになってしまいました…いろいろあって自分のブログの更新頻度も落としている状況でして巡回の方もおざなりになってました。

    というわけですが、東京ゲームタクト2017参戦おめでとうございます、おつかれさまでした!
    記念イラストかわいいキュイ!

    夜公演参戦だったということで、もしかしたら入口のロビーとかですれ違ってたかもしれませんね。(ちょうど夜公演開場くらいの時に離脱しました)
    作曲者の指揮企画、いやまさにマリさんのおっしゃる通り悶絶モノでありましたね…言葉に言い表すのも難しいくらいのね…

    演奏だけではなく、歌もあるということでこちらも注目してたんですが、河野暁子さんとサラ・オレインさん、霜月はるかさんやSAKさんたちの極上の歌声は演奏会に花を添えたし感動が増幅したことは言うまでもありませんでした。

    他に驚いた点として、スマホゲームの楽曲が思った以上に良かったってことですね。スマホゲーに関してはほぼ未プレイではあるものの、例えばモンスターストライクなんかはかっこよく壮大で良い意味で裏切られたっていう感じです。
    しかしスマホゲームのBGMもこのように演奏会の演目として当たり前のように演奏されるとは時代なんだなあと思う次第…

    そして、TIME TRAVELERS、アンコールだったんですね。聴きたかったなあ!
    昼夜両方の公演合わせても数少ないプレイ経験済みのタイトルなもんで…
    映像があったようなのでゲームプレイを思い出しながら感動を味わえただろうなあ~なんて思いました。

    来年も参戦できるとよいですね!
    しかし、ここ最近はゲーム音楽関連の演奏会が激増しているらしく連休中も被りまくっていたようで。

    ちなみに今年はあと10月に開催される東京ファンタジックブラスバンド、久しぶりに参戦しようかなと考えています。ゲームタクトの時にもらったチラシには未記載ですが、イースを演奏するらしいので。

    それ以外にもこれは!というものがあったら聴きに行きたいですね。

  2. 秋実 | URL | sj93pB3o

    キュイ~!キュッキュッ!(記念天狐さん可愛すぎます💕)

    流石はマリさん、詳細なまとめでスゴイ…!!お疲れ様&感謝✨

    改めまして、参加お疲れ様でした(*´▽`*)
    自分は討鬼伝の他はほぼ未プレイゲームという感じで…
    曲だけ聞いたことがあったものや、初めて聞く曲にしても、生演奏はどれも魅力ですね。
    どの作品も、これぞ!という名曲を押し出してるのも楽しいですし♪
    (旧スクエニ世代なので、植松さんや光田さんを生で見れたのも感動でした😂)

    トキワノオロチは、鬼討ちクラスタにとっては別格…!!
    自分も、演奏開始の瞬間まで心臓バクバクでしたw
    ムービーもあり大忙しと!!一回じゃ見切れないよぉ…ということで音源クレェ…w

    和楽器なしでも、作曲家様自らの編曲…原曲の迫力や雰囲気バリバリでしたね。
    あの贅沢な曲をオケ版で具現化する能力…流石の鬼ノ手ならぬ坂本ノ手というか!!
    それを上回る力を加えたヴァイオリンソロパート…本当に良かったです…!!
    合唱もあると引締まりますね、そうこなくっちゃ!というのが天狐盛りで最高でした♪

    ピアノもヴァイオリンも、音は違えど、表現の幅は無限大で同じなんだなぁと。
    原曲のピアノの旋律で感じた力強さや儚さが、ヴァイオリンでも感じられるのは、
    専門知識は何も分からずとも単純にスゴイなぁと…
    奏者さんのお力ありき、ですね!本当にプロの力は素晴らしいです。

    一曲だけでも圧倒されたのに、討鬼伝単独とかやられたら。。。
    何度床をなめればいいのやらですw
    しかし、今後のコーテクさんホールでの展開は注目したいところですよね。
    小規模でもいいから、やってほしいなぁと思うのですが…要望あるのみ!ですな。

    初ゲームタクト、夜だけでしたが楽しかったです♪
    畏まらずにゲーム好きな同好の士の集い…という雰囲気も良かったですね。
    トークショーやアフターパーティーも気になりましたが…チキンなので何話していいのやらですw
    来年も楽しみにしつつ、本家の動きも見守りつつ、ですね(*'ω'*)

  3. マリ | URL | 1JkepbtE

    3倍さん

     3倍さん、コメントありがとうございます。
     そしてお疲れ様でした! いえいえ、とんでもございませんよ! そもそもブログは趣味なのですし、気兼ねなくがうれしいですので、お構いなくですよ~。お忙しいところ、むしろありがとうございます。
     3倍さんのレポも拝読できて嬉しかったです! 昼とレジェンドコンポーザーズは未知数でしたので。
     絵にもありがとうございます! せっかくなので指揮者っぽく…!!

     開場の時間辺りはドトールさんで並んでいたのですよ~…ニアミスくらいでしたね! 惜しい!(笑)
     作曲者の方が実際に指揮をというのは本当に悶絶モノで、基本○○コンサートと言えば専用に指揮者の方おりますし、目も耳も保養でした。

     同じくヴォーカリストの方々の花を添える感というか凄すぎる感にもはや言葉はいらぬ…と武士調になりました。いやはや凄いですね!!

     ソシャゲの曲いい曲多いのですよね! 夜公演でも多かったですし、問題はサントラなどは出ずに消えていってしまうものの多さでしょうか…要望は出しますが厳しい現状ですね…。
     スマホゲーの作り込みも据置にという感じでもあるものはありますし、時代を感じますね。対談で仰っておりましたが、高校野球の応援歌でもあるようですよ。

     TIME TRAVERERSは〆の〆だったのですが素晴らしいものでした…。逆に自分はプレイはしていないので、それでもあれほど泣いたということは3倍さんが聴いたら大変なことになっておられたかと!!

     今年は10月ですか!! おおお、イースも!!! 自分もオリジン聴きたいのですよね~。ライブで一度ありましたが、オケ版も聴いてみたくて。
     同じくこれは! というものには参加していきたいです。どこかでまたニアミスかもですね!?(笑)

  4. マリ | URL | 1JkepbtE

    秋実さん

     秋実さん、コメントありがとうございます。
     からの指揮者天狐さんにもありがとうございます!! そうだ、せっかくならタクト振る天狐さんイケる…! クイズバトルのtwitterでアカツキ様指揮、天狐さん歌あったし! という勢いでした。
     レポはメモなしなのでお察しください…ではありますが、そう仰って頂けてとても嬉しいです。討鬼伝だけで本気出せば余裕で1つ書けそうな勢いでよかったですよね!

     お互い改めてお疲れ様でした~!!!
     自分もほぼ未プレイ、曲だけ所持しているという中だったのですが、生演奏は更なる魅力をというのを感じますね。
     植松さんや光田さんを生というの分かります!! あの曲を作られた御大が…しかも間近で…って凄いですよね。

     トキワノオロチはあと3回やってほしいです!! ムービー注目編、音に集中編、全体に再度楽しむ編で(笑)
     和楽器なしでもというのが凄いですよね!!! あああああ、名言が!!! 坂本ノ手…!!!! これはご本人様にお伝えすべき案件でございますよ!! 是非!
     ソリストも素晴らしく、合唱も入ってモノホンのトキワノオロチだ~となれるのも凄かったですね。

     同じくそう思いました! 自分も専門知識は欠けますが、表現方法は鍵盤楽器、打楽器、管楽器、弦楽器、歌それぞれの持ち味があるのだな、それらが合わさると凄いのだなと感動でした。プロのお力素晴らしいですよね!!

     同じく単独コンサートあったら全員で捨身供儀して瀕死になりつつも無敵にならねば(笑)
     自社ホールにはとても期待しておりまして、早速コエテクさんにも要望送ってきました。小規模でもいいので、何かと合同でもいいので、是非一度は反響を知って頂きたいという感情でいっぱいです。
     
     来年は2日間ですし、更に広がりそうですよね!! 無印も極もやっていただきたいですし、アフターパーティーも気になりました。お手紙をクロークに預けたのですが、「パーティ参加されないのですか?」と何度言われたか(笑)
     緊張で喋れませんよね!? 自分も以前もごもごとしか喋れなかったことが続いたのでリベンジしたくもあり…
     来年も楽しみですし、本家の動きにも大注目して過ごしたいですね!!!

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