ヒーローズを語ってみた(加筆・修正版)

2012年03月17日

3/24(土)23:40~USTREAMで「プレミアムバンダイ Presents 劇場版『TIGER & BUNNY』前売券発売記念 香港上陸スペシャル」が配信だそうですね!
 3/25(日)11:40~再配信もあるようです。久々のUSTなので楽しみでしょうがないです!!


 さてさて、2011年9月最終回が終わったあとに一度書いたこの記事ですが、改めて全部のBDやオーディオドラマ、インタビューなどを見て足りなかった部分や忘れていた部分もあって直す事にしました。
 自分の中でとても大好きな作品で、思い入れがある分、半端なままではどうも落ち着かないという…。
 
 この記事はタイバニに出てくるヒーロー8人とルナティックについて、自分が思ったままに語っています。
 自分はタイバニという作品が大好きです。
 そしてヒーロー8人と1人が大好きです。そんな気持ちが少しでも伝われば嬉しいな、と思って書きました。
 あくまで自分目線の話なので、そこは自分はこう思ったとか、自分はこういうところが好き!というのがいっぱいあると思います。そういうお話を聞くのも大好きなので、是非お聞かせして欲しいです。

 全部で18000字超えなので、読んで下さる方は、時間があるときにでもお茶でも飲みながら…がいいかもしれません(笑)
 400字詰め原稿用紙で換算すると45枚ですか。短編小説くらい打ったんですね…。

 以下、アニメ本編のネタバレを含むので追記に。オーディオドラマについてはほんの少し触れています。



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 HERO TVでのランキングも冴えなければ、ファンサービスやおエライさん相手の対応も杜撰で人気も最下位。ヒゲを生やした、薬指には指輪が光る子持ちのオジサン。しかし、そんな主人公な彼は、根っからのいい人
 困っている人がいれば、カメラが回ってなくとも助ける。赤ん坊を抱いた若い母親がペンを落とせば気さくに拾う。爆弾が仕掛けられたと分かれば、一目散に駆けつける。同じヒーロー仲間が悩んでいれば、素直に思ったことを述べて、その境地からいつの間にか救っている。NEXTという能力は人を助けるためにあると、大好きなヒーローであるレジェンドに言われた言葉を体言しているかのような男がまさに虎徹でありタイガーだと思います。

 演じている平田さんも対談で仰っていましたが、彼は何も考えてないからこそ言える、本当にその通りだと思いました。誰よりも熱くて、誰よりも仲間思いで。だけども鈍くて、どこか不器用で。だからこそ、視聴者をやきもきさせたり一緒に喜んだり悔しがったり、と気がついたら惹き込んでしまう主人公だったと思います。
 毎回虎徹が気になってしまうんですよね。カリーナが歌とブルーローズの狭間で悩んでいたときは、思わずドキッとするほどかっこよく。かと思えば、イワンを「お前はもうヒーローなんだぞ」とハッパをかけるシーンでやっぱりカッコイイなと思った瞬間、「今いいこと言ったな~俺」とか自分で言ってしまって、おいおいとなったり。「信じてください」と言う相棒の言葉をちゃんと受け取れず現状を悪化させてしまったときには、信じてあげなよ!と思ったり。能力減退、そして憧れであるレジェンドの八百長話を聞いて誰にも相談せず一人抱え込む姿は見ているだけで辛くて。バニーにヒーローを辞める理由を言わず喧嘩した時は、なんで言わないんだとやきもきしたり。とにかく一挙一動、感情移入してしまうキャラクタでした。

 特に2クール目は、タイガー&バーナビーというコンビとして最高の状態から始まったものの、虎徹に急に訪れた能力減退に悩まされている姿は辛くてしょうがなかったです。最高のパートナーになったバーナビーは虎徹がいなくとも、キングオブヒーローとして活躍をしている反面、自分は好きでしょうがないヒーローを辞めるかどうかの決断を迫るところまできている。誰にも話せず、そしてゴミの中で雨に濡れているシーンは目をそらしたくなりました。
 親友であるアントニオにも、信頼しているであろうネイサンにも相談しなかったのは、今まできっと虎徹の悩みは家族である村正、そして奥さんである友恵に話していたのかな?とか考えました。唯一弱みを見せることが出来た存在がその二人だったのかななど。いや、隠していても二人はお見通しそうですね。最終回で更に最高の相棒となったバーナビーもそういう存在になればいいなと心から思いました。
 涙を流している虎徹はやはり見ていて苦しいです。へらへらでもいい、とにかく笑っていて欲しいと願うキャラクタです。
 
 細腰で180cmという長身。そしてオシャレに決めているのに、かっこ悪く見えてしまう普段。一見、落ちぶれたオジサンヒーローにしか見えないものの、能力を使わずとも身体能力は抜群で物凄くカッコイイんですよね!その飾らない人間性に憧れる人物です。
 罠にはめられて、みんなが自分を忘れてしまっても絶対に思い出してくれると信じる厚い心。そして信じているからこそ、仲間たちに攻撃されても自分は反撃しない。皆がタイガーと虎徹を忘れてしまい犯罪者として見下すような目を向けるシーンは悲しくてしょうがなかったです。
 反撃しない虎徹でしたが、バニーはちょっと特別でしたね。色々あった相棒だからこその平手打ちとパンチだったかと。本当に、ヒーロー中のヒーローの名に相応しいキャラクタだったと思います。
 「いいだろう?一人ぐらいかっこ悪いヒーローがいたって」
 そんなワイルドタイガーはずっとずっとカッコイイです!

 人間に必ず訪れる衰えをどう乗り切るのか。ゴールが中々見えない困難な道を、しっかりと見つけ、とにかく勇気をくれたヒーローです。
 そして家族全員が心優しい鏑木家、それを育てた母・安寿さんも陰ながら本当に凄い人だと思います。
 初恋が実った虎徹ですが、優等生のメガネに縁があるのでしょうか?

 ワイルドタイガー役の平田さんの演技はそして毎回素晴らしいの一言でしたね。普通のときからシリアス、ギャグ、怒声、森田さんが平田さんは引き出しが多い、テーマパークのような人と仰っていたのには本当に頷きました。
 虎徹の口癖である「だっ」も見事にこなされていて、後半では自然に口から出てくるようになったと仰っていたのも印象的でした。
 個人的に1クール目では3話の「あんたたちも俺が守る」とアニエスに言った台詞が大好きです。そのお話では最初からいいとこなしの虎徹で、挙句の果てには「ビル的なものは全部ビルだ」というやる気の欠片もない秀逸な台詞まで出てきて…という感じでしたが、爆弾が見つかるな否やすぐさま仕事モードに切り替わって市民を守るというのをきっちり見せたシーンだなと。

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 TIGER&BUNNYという作品の中で、最も成長した人物がバーナビーだと思っています。
 バーナビーにとって、虎徹に出会ってからの2年間は今まで生きてきた24年以上よりも濃かったんじゃないかな?と思わず考えてしまいました。
 自分の両親を殺害した犯人と対峙するため、幼い頃から記憶に残っていたウロボロスのマークを探し聞いて回る日々。後見人になったマーベリックの下で、それこそ環境もきっちり揃っていたでしょうが、両親の好きだったオペラに耳を傾け、貰った誕生日プレゼントを片手にという一見幸せに見える所で、ずっとずっとやり場のない復讐心を心の奥底で燃やす。彼にとってはそれが日常だったんですよね。
 マーベリックの手料理を食べ、HERO TVで華々しく活躍するためにその為への学業もきっちりこなしていたと思います。ヒーローアカデミーではファンクラブが出来るくらいの人気だったようですしね。
 けれども3話で彼は「未だに俺は一人ですよ」と画面に映るマーベリックに対して呟きました。マーベリックは己のためだけにバーナビーを育てたことが判明。20年以上も手塩にかけたのに、自分の意のままにならなければアッサリと捨ててしまうマーベリックには深い悲しみを覚えました。こういうことにならなければ、せめて二人とももっといい関係だったと信じたかったですが…
 この台詞が出るまでてっきりいい関係なのかと思っていました。しかしバーナビーも何かを本能で感じ取っていたのでしょうか?それとも、どれだけよくしてもらっても自分の家族は両親だけだったのか。
 1クール目では復讐が自分のすべてだったバーナビーですし、それが晴れて、世界が違う風に見えると今までとは全然違う柔らかな声と表情で「マーベリックさんに恩返しがしたい」と言いましたし、自分を大切にしていてくれていたんだなというのを実感したのだと信じたいです。が、やっぱりマーベリックのしでかした事を思うと…複雑ですね。
 どこで歯車が狂ったかと言えば、そもそも犯罪組織と手を組んでしまった時点で狂い始めたのだと思いますが、このときマーベリックにもバーナビーでいう虎徹のような存在がいれば全く違ったことになっていたのかな?とも思いました。ですがそれだと全く違うお話になってしまうという(笑)ブルックス夫妻に最初に話して何かをアイデアをもらうとかだったら、もう全然タイバニじゃないですね(笑)

 「1104+728=10313329」
 自分はずっと一人を思い込んでしまった彼ですが、生まれたときからずっと両親からの絶大な愛情を受けていましたのが分かったこのシーンは本当に泣いてしまいました。自分たちがずっと研究していたロボット工学。いつか人を助けるために役立つことを願って研究したアンドロイド。しかし悪用される可能性も感じていたのでしょう。暴走してしまったときのパスワードに自分たちとそして最愛の子であるバーナビーの誕生日と生まれたときの体重。そのパスワードに込められた想いと愛情は視聴者にも十分なほどに伝わってきました。バーナビーは、それを知れる心理状態に今までなかったのですよね。そこまで持っていったのは、間違いなく虎徹だと思っています。
 適当な勘通りに動き、とにかく間の悪い男である虎徹。バーナビーにとって、その存在はわずらわしく、そして自分の邪魔にしかならない存在だったでしょう。2話でトニーが暴れているときも諭し自首を進め、それではポイントにならないという自分の意見を退け、挙句の果てに能力が切れてしまったから助けてくれと嘘をついてまで救おうとするその姿。今まで見たことのない人種だったとこは間違いないと思います。
 そんな虎徹を見て、「あんな甘い男」と称したバーナビー。しかし、いつの間にか彼のペースに飲まれ、そして「僕はあなたを信頼していません」と真正面から告げても、「相棒を置いて逃げるほど落ちぶれちゃいない」と相棒と見ていてくれ、そんな自分を己を犠牲にして守ってくれた虎徹。両親を失ってから、これほど自分に対し無慈悲の愛情を注いでくれたであろう存在はバーナビーを大きく揺るがしたと思います。
 イケメンで仕事をこなす力も抜群な新人ヒーローを虎徹は、バニーという本人にしてみれば不愉快極まりないあだ名をつけ、ちょっとばかりバカにしつつも上手くじゃれあう虎徹。復讐に燃え、誰にも心を開いてなかったバニーにしてみれば無理矢理心をこじ開ける野蛮人にしか見えなかったかもしれませんね。しかしその「バニー」という名前は改ざんされた記憶を戻すくらいに根付いていた嫌な名前であり、大切な名前だったと。
 それからは、打算なしに自分を守ってくれた虎徹に対して初めて信じてみようと思い、しかし虎徹は不器用でそれをまったく気付かず、逆にバーナビーを信じていないという方向になってしまったジェイク戦。誰よりも深い傷を負ってまでジェイクに立ちはだかりました。そしてジェイクの唯一の弱点を見抜き「信じてくれるって信じてたからな」とバーナビーの心をまさしくかき乱したことを優しく告げてましたね。本当に心から自分を思ってくれていると分かったバーナビーは最後にオジサンではなく「虎徹さん」と。このシーンは本当に心を持っていかれましたよ!またタイトルの、信頼という木は大きくなるのが遅い木であるも秀逸でした。

 復讐を終え、生まれ変わったかのように過ごしていた幸せな日々もクリームの発言で脆くも崩れ去り、TV撮影や写真撮影などでノリノリを見せてくれていたバニーが、見ていられないくらいやつれ、そしてすぐに泣き出してしまう心理状況。2クール目の後半のバニーは本当に見ているのが辛かったです。何を信じていいのか分からない、そんな中唯一信じられるのが虎徹なのに自分に本当のことを話さずヒーローを辞めると。何度彼はトドメを刺されたのでしょうか。記憶を改ざんされ、マーベリックの別宅でベッドで眠る彼はまるで子どものような感じでしたね。
 そんな彼も「バニー」という声で目を覚まし、楓を人質に取られ焦る虎徹を、今度は自分が冷静にさせていました。H-01を倒すために引いた引き金は、本当に信頼がなかったら出来なかったと思います。ずっとずっと信頼しているのに、言葉にできなかったバーナビーがチャーハンを練習しているという告白は本当に涙なしには聞けませんでした。
 今度こそちゃんと自分の人生を歩めるようになったでしょう。チャーハンを食べてもらえたのかどうか、いつかエピソードを見たいです。
 自分が大好きでメガネを5つ持ってたり、美容院は月に2回とかいきなりビキニで撮影とか寝るときは下着のみなど、ネタにも尽きない人物でしたが、そんなバニーも素直になったバニーもやっぱり好きです。
 それにしても初恋の清潔感ある素敵な人とはいったいどういう人だったのか、ちょっと気になりますね!それともインタビュー向けの答えだったのか…。

 バーナビー役の森田さんはとにかく声質に使い分けに感動しました。ツンツンしているバニー、そして柔らかくなったバニー。どれも森田さんにしか出来なかったと思います。
 森田さんのインタビューはどれもこれもが深く作品を読み込んでいるんだな、という発言ばかりでご本人の真面目な人柄がよく出るなぁというのが印象的でした。USTもそうですが、BD9巻のキャストコメントでの不確定要素を言わなかったバーナビーがそういうところにまで目を向けるようになった、というのは成長した~というところは役者さんが言うと全然重みが違うなぁと。
 あとは平田さんのことをお話するときの笑顔もとても思い出深かったです!

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 何しろ一番損な役割を持っていった人ではないでしょうか?しかし、それでも許されるのがロックバイソンだと思います。
 彼は何しろヒーローの中で1番可愛いと。人がよく、高いところが苦手で、能力も皮膚硬化ですけどヒーロースーツがそもそも頑丈ですよね?な感じで、尻は男に揉まれ、バースデーサプライズでは警察に連行され、必死であやしても赤ん坊に泣かれ、ジェイク戦では戦うシーンがワンカットで終わり、一時期見切れの折紙よりランクが下の最下位を取り、クビになりかけ、でもBTBのコンサートにははしゃぎ、主役の回がなく、親友の虎徹のことをあっさり忘れ、その虎徹との思い出はお金の貸し借りという味気なさで、最終回でも尻を揉まれる。
 これを他のヒーローがやったら顰蹙モノかもしれませんが、これを全部やっても許され、むしろ可愛がられるのは本当にロックバイソンがお人よしだからだと思います。演じられた楠さんも仰っておりましたが、縁の下の力持ちだと。

 しかしロックバイソンは唯一虎徹に、何かあったら楓を頼むと最愛の娘を託される仲。
 ジェイク戦でもやせ我慢をすぐに見抜いたのも彼。そして虎徹が気を失っていたとき、真っ先に攻撃を仕掛け怒りを露にしたくらい、実は深い繋がりがあるのですよね。
 見逃してしまいそうな少ないシーンで、実は…と見せるのも彼らしいと思います。
 何よりロックバイソンはその男性的な魅力溢れる胸毛をちらつかせた私服でバーで酒を嗜む、その姿がカッコイイですよね。一見近づきにくそうな感じかもしれませんが、とても親しみやすい人だと思います。
 そして14話で犯人逮捕でクビを免れたあとの虎徹との二人でバーで食べる姿はとても元気で、こっちまで安心してしまいました。こういうヒーローがいてこそ、他のヒーローも際立って見えると、まさにいなくてはならないヒーローだと思います。
 主役回が唯一なく、オーディオドラマでも8巻でカッコイイ!と思わせて最後でいつものロックバイソンオチだったりと、いつか主役というか活躍する話が見てみたいと思います。
 札付きのワルだった高校生のときから、それでも女子供には手を出さないなど紳士だったアントニオ。勝てないかもしれないが、倒れない限り負けない。でもいつか勝ったところも見てみたいな~と思ってしまいます。

 ヒーローの中でも扱いはアレな感じだったかもしれませんが、彼のような存在がいてこそまったりという雰囲気も出たのかな?とか。とにかく彼は何をしても和むと!
 それにしてもクロノスフーズのCEOさんと彼が並ぶと、本当に近づけない雰囲気になりますね(笑)でもいい会社そうです。方向性の打ち合わせはその後決まったのかどうか激しく気になりますが(笑)
 女性関係は少し苦手なのでしょうかね?オーディオドラマ限定でアニエスとのことが報われましたが、本編ではどうなのか…。高校生の頃からその手のことは奥手、という風に感じるので、でもそんなアントニオがいいと思います!

 楠大典さんの渋い声は本当にかっこよかったですね!!でも1番好きなのは2話でカタパルト発射されて怯えている叫び声です(笑)
 あれこそロックバイソンの全部が詰まっていると!!
 主役回こそなかったですが、牛角さんでは特別メニューが出ましたし、USTでもロックバイソンと振り返る~と最終回後に出番が目立った気がします(笑)
 楠さんのインタビューでは、振り返る~で語られたジェイクとクリームのお話が印象的でした。だからあの帽子をクリームが現在で被っていたと…。いいお話でしたよねぇ。しかしブル岩男じゃなくてよかったですよね(笑)

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 物語中、2番目に成長したキャラクタだと思っているのがカリーナと思っています。
 「な~に、ちんたらやってんの?」と挑発するかのような台詞で初登場し、アイドルヒーローとして人気・実力ともに兼ね備えているブルーローズ。しかしまだまだ中身のカリーナは若く、歌手デビューさせてくれるという条件で引き受けたヒーローはどうでもいい、とにかく歌を歌えればいいと上司ロバートや心配してきた虎徹に噛み付きます。ヒーロー業が忙しく、友達とも満足に遊べない、報われないヒーローに心底嫌気がさしていたでしょう。気ままに路上で歌う人が自由で羨ましかったのではないでしょうか?
 とにかく構ってくる虎徹に心底嫌気がさしたブルーローズでしたが、やがて自分に向けてくれた言葉の意味を感じ取り、ポイントゼロ男なんて言っていた虎徹に別の感情が湧きあがって来たんですよね。
 バースデーサプライズで、自分の提案があまり役に立たず(というかアレはオジサンのファッションチョイスが色々な意味で問題だったと思ってますが。笑)「ごめん」と言うと、優しくぽんぽんと撫でてくれたその無骨な大きい手に何を感じたのでしょう。タイガーとバーナビーが喧嘩したと思ったブルーローズは、虎徹のために仕事の応援に来てくれ、段々とその感情が恋に近いものというのを感じさせてくれました。
 14話では完全に自分の気持ちが恋だということを自覚し、言動がそれはもう可愛くなりましたね!もらったタオルは愛おしそうに、そして大切に使い、虎徹が実家へ帰ればヒーロー全員に「いつ帰ってくるの!?」と聞く有様。しかし、本人の前では素直になれず。これだけ分かりやすいのに虎徹もまったく気付いていませんからね!
 
 そんな子持ちのオジサンに恋をしたカリーナは、その人の背中を見てとても大きく成長したと思います。
 ヒーローなんてやりたくないと言っていて、あくびをし、そして仕事も放り出してしまった。そんな彼女が、記憶を失ってたときに虎徹の必死の訴えにフリージングリキッドガンを持つ手を下げる姿。そしてヒーロー全員に囲まれ、それでも思い出してくれと訴える虎徹を見て、唯一「その人が悪いことをするとは思えない」と。
 そして、不安であろう楓ちゃんに優しく近づき不安を与えぬ笑顔で接する。虎徹の優しさに触れたからこそ、こうして人にも優しくなれ、そしてヒーローとして「皆を助けたい」そう思ったとおりに行動しているんだと思いました。
 回を追うごとに成長していく彼女は、ロトワングの罠によってヒーロー全員が絶体絶命のピンチに陥ったときに、最も輝きましたね。誰も彼もが不安に襲われる中、女子高生でもある彼女が1番に「タイガーとバーナビーを信じる」と発言。その迷いのない言葉とその姿勢に他のヒーローも全員勇気付けられたと思います。
 彼女は1年後更に活躍をしていて、マリオの発言からだとQOHでもおかしくないような口ぶりでしたし。
 最初は嫌がっていた決め台詞「私の氷はちょっぴりコールド。あなたの悪事を完全ホールド!」も、今では表情そしてその生き生きとした台詞から、ヒーローとしてちゃんと一人で立っているのが感じられて凄く感動しました。人気もやはりカードがすべて売り切れるほど。
 この2年でブルーローズはもっともっと魅力的なヒーローになったことでしょう!それはやはり、虎徹との触れ合いの中、恋をしたその人と同じ様なヒーローになりたい、そして近づきたいという気持ちもあったんじゃないかな?と思っています。

 それにしてもバツイチ子持ちを落とす100の方法で虎徹に大丈夫なんでしょうか!?(笑)
 エリックお父さんは、衣装のこともあれだけ気にしていますしこれを知ったら卒倒しそうな気がしますが…
 しかしこれだけ成長しましたし、ヒーローとしても充実し、歌ももっともっとよく歌えるようになったのではないでしょうか?カリーナは輝いてこそだと思うので、これからも虎徹を追いつつ頑張って欲しいキャラクタです。
 そして4話以降の働きぶりで、ロバートとの関係も良好になったのでしょうか?やる気になったことですし、ロバートにしてみれば凄く嬉しいことかなぁと。

 寿さんの台詞で印象に残っているのは、4話のやる気のない「あなたの悪事を完全ホールド」なんですよね!あのやる気のなさの微妙なさじ加減が絶妙と言いますか、妙に自分にハマっています。5話の「ちょっと、決め台詞くらい言わせてよ!」もお気に入りです。
 寿さんのインタビューでは、恋心を抱くという設定が分かっていたので最初からそうならないようにというや、収録前にさとう監督が今日も楽しくお願いしますという~というのが物凄く印象に残っています!だからこういう作品が生まれるのかな?と思う場面でした。
 番外編としては、2巻発売イベントのカリーナとキッドだけが女子組発言ですかね…?あのあとの津田さんとの掛け合い本当に面白かったです!

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 もっともっと知りたいと思わせてくれたのがネイサンです。彼、いえ彼女にスポットが当たった話がもっと見たかったです。
 オネエ言葉でヒーローズの女子組で、でもシュテルンビルト7大企業の内の一つであるヘリオスエナジーのオーナー。趣味ではフンドシクラブというお店も経営している、ある意味奇抜なキャラクタ。頭に来ると地の男声が出てしまうのですが、それもまたカッコイイと!しかしオーナーになれた人物だからこそでしょうか、誰よりも気遣いは抜群。だからこそ、その裏に何があったのかとても気になります。

 シュテルンビルトのジェンダー問題が分からないのでなんとも言えないのですが、NEXTな上にオネエ※である彼女は風当たりが強かったこともいっぱいあったと思うのです。※知識がないので同性愛なのかトランスジェンダーなのかその他なのか分からないのでこういう表記にしました。
 カリーナが会社から求められているブルーローズとしての姿を愚痴っていたところに虎徹が割って入り、その台詞に鷹揚に頷く姿。虎徹の目の前で人が殺され、守れなかったことで虎徹が落ち込めば、すぐさまそれを見抜き「添い寝してあげるわよ」と声をかける姿。バーナビーの過去を知っているからこそ、彼がウロボロスのことで落ち着けないのを見て心配する優しい目線。イワンが「僕はヒーローですから」と決心して、命の危険性があるジェイクの居場所を突き止める危険な任務をしたときは、やわらげるかのように「無事に帰ってきたらキスしてあげる」と。2クール目で、バニーと虎徹がギクシャクしたのも真っ先に見抜く観察眼。
 彼女のその静かな優しさがどうやって生まれたのかは、とても見てみたいですし、知りたいです。

 ネイサンと言えば女子組ですが、一番印象的だったのはジェイク戦で女子の底力見せてあげましょ!な所です。
 ブルーローズは男性と見ていて、ドラゴンキッドは女性として見ていたのも分かった貴重なシーンでしたね。あの女子組で危機を乗り越えてから一層仲が深まったのでしょうか?15話でのキースの恋の話に真っ先に食いつく三人に、フォートレスタワー最上階で食事を取る仲にまでなっていたとは。成人した女性ヒーローがいない中、カリーナとパオリンにとってはいいオネエさんだったんじゃないかなと思います。
 女子組以外では、6話がやはり思い出に残っています。愛車を破壊されての「何してくれてんだあ!」と男声は本当にビックリしました。ネイサン曰く美少年でならしていたというのもあながち嘘ではないかもな、と思わせてくれるかのようなシーンでもありました。そのあとの車を破壊されながらの虎徹とのやり取りも、緊迫した状況なのに笑いが止まりませんでした。どんなシリアスな場面でもクスッと笑わせてしまうのがこの二人かもしれないです。

 それにしても、ネイサンが興味を示した男性はハンサムことバーナビーで、ああいうタイプがお好きなのでしょうか?
 大体8話以降(BD4巻オーディオドラマ参照)で、イワンとキースの顔が割りと綺麗ということに気付いたくらい興味がなかったんですかね。イワンはまだ若過ぎる部類に入ってしまうのでしょうか。キースは性格的になしと思ったのかどうか(笑)
 ロックバイソンはお尻だけ好みなようですし、イケメン特集を組みたいと言ってるのでやはりイケメン推しなのでしょうかねぇ?
 あとはヘリオスエナジーは秘書らしき女性、ネイサンに代わっての代表の女性といい、素敵な女性がいっぱいいそうな会社だなと気になっています。
 そういえば初恋が西田さん設定ですと小学校の頃の家庭教師の先生ですが、オーディオドラマだとマッケンローになっているのが気になります(笑)どちらでも美味しいですけどね。いつか熱愛列伝全話聞かせてほしいです!

 演じた津田さんですが、いやはやお見事と言いますか「ファーイヤ~ン」や「おやびん」など打率3割らしい名アドリブが秀逸すぎますね!!どこまでがアドリブなのか分からないので、KOW発売が待ち遠しいです。
 1巻に収録されていた特典にアフレコ風景がちょこっと映っていたのですが、そこの津田さんの笑顔がとっても印象的でした。あ~楽しい収録現場なんだろうなーと。アフレコ風景をもっともっと見せて欲しかったなぁとか。
 あとはなんといってもAWARDSのパンフのお写真もそうですが、とにかくご本人がとんでもなく美男ですよね!!かっこいいな~といつも思ってしまいます。

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 「人生で大切なのは気付くことだ」
 オーディオドラマ4で言っていたキース。まさに彼の生き方を表現している台詞だなと思いました。
 老若男女に好かれるランキングトップのキングオブヒーロー。そして同じヒーロー仲間たちからの信頼も厚ければ、ヒーローになってから毎晩必ず「夜のお仕事」という名のパトロールをし、その上真面目にトレーニングをこなし愛犬ジョンとの散歩もこなす、どこからどうみても好青年。みんなと仲良くし、嫌いなタイプはいないと言い切るほどに根っからのいい人。しかしその実態はとても天然。
 身振り手振りがいちいち芝居がかっていても、同じ言葉を繰り返そうとも、何で技名が全部自分の名前なんだよ!と思っても、目玉焼きの黄身をすすっても、何をやっても許されるのも彼だからだと思います。

 自分はスカイハイが1番好きなのですが、なんと言っても心を奪われたのは5話です。
 お芝居のシーンでは最初、「え?この声誰?」と思ったらスカイハイだったんですね!あまりの熱演っぷりと「ここで終わりだ、そしてジ・エンドだ!」って繰り返さなくていいからと笑ってしまいました。その後も「せっかく覚えたのに!」で完全に掴まれました。
 その後もキングオブヒーローとして、その能力の活用方法の多様さなど本当に凄いヒーローなんだな、ここまで技を習得するには、勘もあるかもしれないけれども本人の努力の賜物なんだなと。
 そんなスカイハイという人物を自分は少し誤解していました。2クール目で、キングオブヒーローの座をバーナビーに譲り渡したのが発覚したとき、彼なら元気に、今回は負けてしまったが次は負けないよ?とそんな感じなんだろうなと思っていました。
 でもそんなことなかったのですね。体調を気にして毎日同じを食事を取るという方法、365日ベストコンディションを保つのは難しいと素直に言う、完璧人間ではない、というのが分かりました。
 ジェイク戦での負けは深く心にしこりを残し、以降調子が出ず3位転落の可能性が出た時点で直々に怒られるそういうレベルの中で彼はずっと戦っていたと。しかし順位は関係なく、彼を苦しめていたのは、”もう一度市民の期待に応えられるか”ということでした。そんな彼を救ってくれたのがシスだったと。
 シスの吸い込まれそうになる瞳は視聴者も凄く惹き付けられたと思います。まっすぐでブレない、そしてずっと自分の話を聞いてくれた彼女に恋をし、アタックを開始するも全然ダメ。どこかズレたアプローチを真剣にやる姿は笑みが自然とこぼれるものでした。
 シスはアンドロイドなので簡単な受け答えしか出来ません。その彼女の「なぜ?」という言葉で彼は立ち直れた。「人生で大切なのは気付くことだ」というのがピタリと当てはまるシーンだったんだなと思いました。彼は最終的に自分の力で殻を打ち破り、能力を使った虎徹や現KOHであるバーナビーでも勝てなかったシスを倒せるほどまでに強かったと。
 そんな彼女にお礼を言いたいからと15話の最後は思い出すだけで号泣ですよ…「あなたを愛します」という意味を持つ赤い薔薇はとても綺麗でした。EDの白い薔薇の「あなたを尊敬します」というのも15話に込められたものなのでしょうか?
 名前も知らない。正体も知らない。「アンドロイドには感情がない!」とロトワングに反論したとき、ああ、彼は本当に最初から最後まで人として、名も知らない赤いカチューシャが似合うその彼女を好いたのだなと分かったときも切なかったです。

 15話以降、元気な姿がちょっとずつ見えたのは凄く嬉しかったです!対虎徹戦でも、相変わらずのヒーローっぷりとその強大な力は健在でしたね。風の魔術師として元気に過ごしている姿がやっぱり大好きです!
 窮地に追いやられても「どうすればいい、スカイハイ」と己のヒーロー像に語りかける姿。虎徹とは少し違った形のヒーロー像が彼らしくてとても好きです。
 キース・グッドマンにはいつも笑顔でそして元気に空を舞っていて欲しいです。限界は空高く……悩むことがあっても、彼なら自分で気付いてそしてそこからまた空へと近づけるんじゃないかなと思っています。
 本当に本当に大好きなキャラクターです!いつも元気をありがとう、そしてありがとう。
 シスのことも今でも好きみたいですし、それが原動力になっているのだなぁとも思いました。またキングオブヒーローとしてのスカイハイも見たいです!
 しかし天然をいつか直るといいと思ってらっしゃるようですが、それは直らないでいいと思います(笑)

 井上さんが、スカイハイを凄く愛しているのがこちらまで伝わってくる演技がいっぱい見られて嬉しかったです!!
 キャストコメンタリーでもいつも凄く嬉しそう楽しそうに、「スカイハイです!」というのがとにかく好きなのですよ。これからもどんどん色んな作品に出演されると思いますが、代表作の1つにスカイハイがずっとあればいいのになと思ってしまいます。
 井上さんはインタビューというより人柄がリアルスカイハイすぎて、そればかり印象に残っております(笑)
 特にAWARDSの自分とスカイハイの似ているところが「キングオブヒーローなところ」とか、魂ネイションのトークショーでの森田さんから振られた「(役柄をもらえて、または演じることが出来て)気持ちよかった?」という問いに「そうですね!………え?何が?」でしたっけ?あれが本当爆笑でした!井上さん御自身は全部計算でやっているらしいですが(笑)
 「なんつって」「井上剛役のスカイハイです」「糖分とクエン酸さえあれば」などなどとにかくリアルスカイハイなところが大好きです。
 ところで、技はスカーイハイハハーイ>スカーイハーイ>ハーイの順で威力が強いのでしょうか?

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 かわいい、そしてかわいい!!元から凄くかわいかったパオリンですが、最終話で完全に持っていかれました。
 彼女は主役回がありましたが、もっともっと彼女のお話も見てみたかったです。

 そんな彼女も虎徹が絡むことによって成長したキャラクタだったかなと思います。
 ボーイッシュな彼女はとにかく女の子っぽいものが苦手。ヒーローになるため英才教育をしてくれた両親は、パオリンに紫苑の髪飾りをプレゼントしてシュテルンビルトへと送りました。しかし彼女はそれをつけるのを嫌い、それだけはどうしてもやだと世話役であるナターシャに言うまで。
 そんな中、市長の息子であるサム君に懐かれ赤ん坊との生活を。サム君がいつも被っていた帽子の柄であるマリーゴールドの花言葉が彼の健康を祈ること、すくすく育って欲しいという親の想いが込められていることを知り、自分が貰った紫苑には「遠くにいる人を想う」という言葉が込められていたことに気付きました。中々素直になれない年頃だと思いますが、それをしっかりと受け取り、以来その髪飾りをつけるようになったのは凄いと思います。虎徹に「かわいいぞ~」と頭を撫でてもらって赤くなって照れている姿はもう本当に可愛かったです。
 その後15話では彼女は男性に、褒めてもらえるとうれしいと告白。虎徹に褒めてもらったのも絶対効果があったと信じています!
 両親から離れて生活するパオリン。そして娘と離れて生活する虎徹。お互いのないものを得るようにいい関係だったのかもしれないですね。
 男の子にも憧れるけど、でも女の子としても…という揺れ動きが大きく見られた2クール目。最終話では、シュテルンビルトに来た両親がオススメしたと思われる可愛らしいワンピースを恥ずかしがりながらも着ていて、これからどんどん女性としてももっと可愛くなっていくんだろうなと思います。初恋がまだのパオリンですが、これからもし誰かに恋することがあれば一気に化けそうな気がします。

 食べるのが大好きで純真無垢な彼女はとにかく見ていて元気が出ました!!
 敵に臆することなく立ち向かう姿はカッコイイという一言に尽きると。7話の犯罪組織に乗り込むところでの、折紙先輩とドラゴンキッドのペアはなんだか可愛くてなごんでしまいました。8話の取材陣に向かってのウインクも可愛かったですね~。天真爛漫という言葉がピッタリです。
 それから10話のブルーローズとの二人のシーンは凄く印象に残っています。貴重な本当の女子ズといいますか。女王様キャラなブルーローズとボーイッシュなドラゴンキッドの2ショットは、テロでハラハラなる中の貴重な癒しでした。
 彼女はとにかくその元気さでヒーローズを明るくしてくれた気がします。そして何気に犯人確保シーンなどをよく見る、実力はホンモノなヒーローですよね。それだけにロトワングの罠にはまり、大ピンチが訪れたときの泣いてしまったシーンが悲しかったです。いつでも元気な彼女が泣いてしまうほどに辛い状況だということ。涙一つでそれがどれだけのことかを教えてくれるシーンだったと思います。

 ドラゴンキッドの1番思い出に残る台詞は、「ごめん、ボクがボーイッシュだから」です!!
 完全に女性としてみていたんですよね、ネイサンのこと!!ああもうかわいいな~と頬が緩みました。中の人である伊瀬さんも本当に愛らしくて、マイナスイオンが出ているというのはこういうことか!と思いながら見てました。あとモブ子ちゃんの声も兼任されてましたよね。モブ子とパオリンの会話とか一度聞いてみたいです(笑)
 伊瀬さんのインタビューでは、9話のパオリン主役回で演技をボーイッシュよりにしたというのが印象的でした。9話の私服のパオリンがかなり男の子っぽかったのはこういうことだったのか、と。
 あとは、収録にいくときにヒーローたちがトレーニングルームへ行くような感覚と仰っていたのも、そういうのがあってこそああいう作品になったのかなと思いました。
 あとはなんといってもUSATORAがタイガーとバニーにかけているところに気付いたあのシーンでしょうか!!USTでリアルタイムで見ていたときも、伊瀬さん可愛過ぎるとキュンとなりました。

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 バーナビー、カリーナに続いて成長を見せたキャラクタがイワンだと思っています。
 8話で彼が普段どんな姿なのかが明らかになったわけですが、彼はヒーローになってからもずっと、ヒーロー確実と言われていて一緒にヒーローになろうと言っていた親友を助けられずその資格を彼から結果として奪ってしてしまった、そして助けられなかったことをずっとずっと背負って生きてきたと。
 自分の能力はヒーローに向かない擬態。それでも元気に見切れに命を賭けてる彼からは想像できない過去でした。

 大好きな日本文化にかぶれた折紙サイクロンとしては、見切れ職人でランキングは最下位ながらも1話でスカイハイ、ブルーローズに次ぐ人気を見せていたのが発覚するという人気ヒーロー。ござる口調で、「かたじけない」などと古めかしい言葉を使い、「よっしゃー!見切れたー!」とテンションの高い、一度見たら中々忘れられないキャラクタです。
 しかしその中の人であるイワン・カレリンは、いつも自分に自信が持てず顔は浮かない、そして自信がないのを体言しているかのような猫背。アカデミーでも、おとなしい子と言われるほど。ブログは炎上し、ヒーローに向いていないとの中傷と戦う日々。サプライズにも参加せず、虎徹もよくイワンの性格を知らなかったみたいですし、ヒーローたちともあまり関わりがなかったのかな、と思いました。

 「彼がヒーローになるはずだった」と怒鳴るように告げたイワンはずっとずっとその悩みを抱えて生きてきた。その悩みを友人にでも打ち明ければいいじゃないか、と思えばその友人は自分の責任で友情を失うことになってしまった。
 ヒーローとしてのことを生徒に問われたときに、何も答えられない自分にまたぐるぐると考えていたのかと思うと苦しかったです。エドワードに殺されても仕方がない。そんな自棄になっていたイワンを変えてくれたのも虎徹でしたね。
 「お前はもうヒーローなんだぞ」その言葉はイワンはずっとずっと忘れないんじゃないかな、と思います。「エドワードは僕が守る――僕が守るんだ!」と今度こそ親友を守りたい、自分の命に代えてでも守りたいというイワンの本当の気持ちは行動を通じてエドワードにも無事伝わったようですしね。
 それからの彼は今までの悩みが吹っ切れたようで大活躍でビックリしました。連続テロが起きれば人命救助でポイントを。非常に危険な潜入捜査も「これでも僕はヒーローですから」「それは僕にしかできないことですよね?やります」と男を見せてくれました。見切れだけではない、自分にしかできないことを決断する勇気まで持てるようになったと。虎徹は気付かぬ内に、若者に多大な影響を与えているのを実感するシーンです。
 翌シーズンでも、脱最下位を経験したり、他のヒーローたちとも仲良くしている姿を見てこっちまで嬉しくなりました。吹っ切れたあとの折紙先輩は本当に頼れるヒーローになったと思います。20話で無茶をしようとしたドラゴンキッドに「危ないでござる」と真っ先に止めた姿もかっこよかったです!
 特に最終話では誰もが「折紙先輩凄過ぎ!!」になったのではないでしょうか?潜入捜査のときも、身体能力高いなと思いましたが、いつの間にあれだけアクションバリバリに戦えるようになったのでしょうか!?滝で修行でもしたんですか!?とか言いたくなるほどの成長っぷりでしたね。彼はきっと元から出来る子だったのでしょう。その内向的な性格が直ってきて段々と真価が発揮されてきたという感じなのでしょうか?アクションが物凄く絵になるヒーローなので、巨大手裏剣や刀をフルに活用したアクションシーンをどこかで見たいです。

 「その…やり直そうよ。僕の失敗もエドワードの失敗も」と、頑張って「やり直そう」と言えたイワンが、エドワードと完全に仲直りしたのが分かった時はとても嬉しかったですし、安心もしました。しかし相撲は止めなくていいのかい?エドワード君、とか思いました(笑)
 逆恨みしていた彼も、ヒーローとして頑張っているイワンを応援しているのかな?とかも思います。外で二人が元気に笑いあっている姿も見てみたいなぁと思いました。それにしても、褌を持っているものの着けてないようですが、相撲にハマるとなればもういけるのでは!?
 そういえば彼は20話でジュース組ではなかったのですが、成人してるということなんでしょうか?シュテルンビルトは何歳から飲酒がいいのかとかもちょっと気になりますね。
 
 演じた岡本さんですが、BD4巻の特典CDが強烈過ぎて本編よりも確実にそっちが印象に残っております(笑)あと2巻のADさんもです。
 折紙のときのテンションが高いときと、イワンである素顔のときの差が凄くよかったです。耽美な声がたまらなくそそりました。
 あとインタビューのときの笑顔がすごくいいですね!見ているこっちまで笑顔にさせてくれました。
 それからやはり11話関連でしょうかねぇ。次の台本もらえてよかったと。あれはキャストさんたちも、折紙死んだ…と思ったようですし、視聴者もそう思ったのではないでしょうか?
 そしてなんといっても喋りがとても上手いので、折紙ロックハイなどの進行も惚れ惚れでしたねぇ。是非何かでまた折紙ロックハイをやっていただきたいです!キャラソンでも…!

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 死刑制度のないシュテルンビルトに、犯罪者を死を持って償わせるダークヒーローとして舞い降りたルナティック。
 正体は伝説のヒーローであるMr.レジェンドを父親に持った司法局の人間でもあるユーリ・ペトロフでした。

 唐突に訪れた能力減退に悩み苦しみ酒は家族への暴力に走ってしまうレジェンド。悪い奴を見過ごしてはいけない、というかつての優しき父の言葉を思い出し、母を救いそして父おも救おうとするユーリでしたが、NEXTに目覚めそのまま実の父親を焼き殺してしまう運命でした。
 DVの被害に合う母親を救ったはずでしたが、その母親と言えば優しくなるはずの父を殺した死神と恩人である実の息子を罵る日々に。精神を病み、どうすることも出来ずに付き添うユーリの生活は見ているだけで気が滅入ってしまいました。
 故意ではなく、能力が急に発動したことによる焼死でしたが、それでもあの頃の少年にとって人一人を殺める、しかもそれが実の父親ともなれば苦悩も量り知ることが出来ないくらいだったと思います。

 ルナティックにとっての正義は、人を殺めた人間にはそれ同等の罰としての死を与えること。
 タイガーにとっての正義は同じではなく、ルナティックの掲げる正義はただの人殺し。
 ただどちらも間違いなく正義の味方だと思います。
 敵討ちで心を救われる人も間違いなく存在すると思います。そして逆に、それでは犯人と同じになってしまうからそんなことは止めてくれという人も存在すると。この辺りの平行線は実際にあることですし、そういう正義が交差するシュテルンビルトは現実と変わらないという気持ちにさせてくれました。

 己の信念のもと罰を与え続けるルナティックですが、それでも未だに父親の影がちらつくという苦悩の姿が見ていて辛かったです。
 父親を殺めてしまったあと、もし虎徹のような友人に出会えていたらどうなっていたんだろうと考えてしまうときもあります。バーナビーと同じく一人でずっと戦い続けてきているのでしょう、しかしバーナビーは虎徹の影響もあって大きく変わりました。他のヒーローにもいっぱいの影響を与えた虎徹に、もしも小さいときに会えていたら…なんて考えてしまうのです。
 ずっとずっと一人で戦い続けるユーリに、もういいんだよと声をかけてくれる人が出来たらいいのにと。

 正体がバレていないからこそ、市長や各CEOたちが集まる会議はドキドキしました。
 ジェイクが来たときは、もしもあそこで攻撃をしたならば能力を使ったのだろうかや、なんと言ってもマーベリックを見つめる目はいつでも憎悪が宿っている感じがしました。
 最終的にマーベリックに炎を向けたとき、最後までぶれない人だったなと改めて思いましたねぇ。

 演じた遊佐さんですが、ドSとしか言いようがないと(笑)
 USTなどもインタビューがなかったのが少し寂しく、6巻と9巻以外ではムックのインタビューくらいしか知らないのです…。
 森田さんとの対談の、ルナティックが毎回燃やしてるマントが自分で作ってるものじゃないか発言は爆笑しました!可愛いなルナティックと。お裁縫しているユーリというのもなかなか和むかもしれません。
 あとはルナティックが次回予告を言ったら言い終わる前に尺が終わるというやつでしょうか。遊佐さんのお話はとにかく面白くて、だからこそUSTでもあってほしかったです!
 本編のユーリは真面目一本でしたが、オーディオドラマでは最高のギャグを見せてくれたので、またあのユーリの心の中を聞かせて欲しくてたまらないです。



 まとめるのって難しいです…。これでもまだしっくりきませんが、今出来る精一杯がこれみたいです。
 あと好きなキャラクタが書くのが難しいですね…。スカイハイはなんというか難しかったです。

 また劇場版でヒーローたちに会えるので、その日を楽しみに待ちたいと思います!
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コメント

  1. ギブ | URL | -

    本文が長いのでコメントは短めに。


    「いいだろ?一人くらいカッコ悪いヒーローがいたって」

    このセリフがカッコ良すぎて矛盾してますよ、虎徹っちゃん!

  2. マリー | URL | 1JkepbtE

    ギブたん

    そうなんですよね!!!
    その台詞がかっこよすぎて、矛盾を孕んでいるかと!
    オジサンは本当にカッコイイですよねぇ…
    鏑木一家の男前度とそして優しさは凄いと思います。
    小さい頃の村正と虎徹も見てみたかったな~と改めて思いました。
    ああ、チャーハンが俺を呼んでいる!!

  3. 白夜叉+ | URL | -

    あっぶねぇ
    昨日もネタバレだと思って回避したんだった

  4. マリー | URL | 1JkepbtE

    白夜叉+さん

    白夜叉+兄貴のコメント見て、「えええ!めちゃくちゃネタバレ!!!」と思いましたが、回避できたようでよかったです!!
    最終回後にまた…!!

  5. ドミオ | URL | -

    キャラクター愛!

    お邪魔しております。
    大山のぶ代でも語りに来たら凄い事になっていたので
    ビビリながら全話視聴2週終わりましたので、全て目を通させて頂きました。

    いつも私の各話のレビューに解説を頂き凄いと思ってましたが、キャラごとに分けての思い入れはさらに凄いですね。
    (だって聖闘士聖矢で言ったら私的に、アルデバラン的な感想しかない牛・繋がりのロックバイソンですら、この熱意。)
    圧倒的な愛ですね!!

  6. | |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  7. ハク | URL | -

    ああ
    これってこんな長文が書かれていたんですね
    愛が溢れすぎですマリーさん(笑)
    自分には一キャラについてこんなに語ることはできますまい……

    >ロックバイソンは唯一虎徹に、何かあったら楓を頼むと最愛の娘を託される仲。
    そして記憶を失うと最後まで虎徹を疑い抜く男!!
    ロックバイソンとジェイクのかっこよすぎる闘いは今でもまぶたの裏に焼き付いています!!

    >ただどちらも間違いなく正義の味方だと思います。
    悪には悪の正義があると言いますしね
    ルナティックの良いところは行動に筋が通っているところ
    この筋が視聴者に「そうかもしれない」と思わせるものですからたとえ仮面の趣味が悪くても正義という言葉で表せるんですよね
    作品中では虎徹が理想とするヒーローのイメージと相反していたのでどっちかというと悪役みたいな立ち位置でしたが……

    >これでもまだしっくりきませんが、今出来る精一杯がこれみたいです。
    もう十分じゃないですか?とは言いません
    劇場版を見終わればマリーさんはまだ高みへ行けるはずです
    劇場版を見終わった時のマリーさんのがんばりに期待せざるおえない!1

  8. ハル | URL | Gel/0dxs

    こんばんはー^^

    圧倒的な文章量に、マリーさんのタイバニへの圧倒的な愛が伝わってきます!
    私、途中まで読んだのですが(バイソンあたり)、ですがオーディオドラマのネタばれがっ!!と、焦ってそれ以降読んでいませんorz
    すいません。ネタばれは少しでも嫌な方なので(汗

    そして、マリーさんのこんなに熱のこもった記事で少し腐って妄想してしまい申し訳ありませんでしたあああ(ジャンピング土下座
    おじさんとバニーちゃんのお話で案の定・・・ですorz
    もう、本当にすいません。

  9. リードマン | URL | -

    ・・・・・!
    いや、なんというか。
    追記を開けて驚いた^^;

    どこの論文ですか!?
    タイバニの博士号でも取るつもりですか(笑

  10. もあ☆モア | URL | 6facQlv.

    こんばんは!

    長文お疲れさまでした^ ^
    マリーさんのタイバニへの愛が物凄く伝わってきます!素晴らしいです☆彡
    あっ、私思ったんですけど、やっぱロックバイソンが主役のときってなかったですよね。他のメンバーは全員主役の回があったのを覚えていますが、あれロックバイソンはどうだったっけ!?もしや私どこか見逃した??ってちょっと疑問に思ってたので(;^ω^)
    マリーさんのこちらの記事で疑問が解けました!ありがとうございましたm(__)m
    25話ではまだまだ足りないというか、膨らませたら色々な話が出来そうですよね…でもダレても嫌なので、この「もう少し観たい!それは映画のお楽しみ(ハァト)」な感じで丁度よいのでしょうか。

  11. マリー | URL | 1JkepbtE

    ドミオさん

    いいのですよ!?モノクマ語りでも!!
    ドッキドッキワックワック!

    読んで下さってありがとうございます!
    9人全員が好きなので、それぞれ思いの丈をぶちまけました(笑)
    いやはや牛さんも意外に侮れないでござるよ?(笑)
    ロックバイソンに注目しながら観るのも面白いのです。
    いかつく見えますが優しいですし、虎徹が死んでしまったかのように見えたときは一番に怒って攻撃してますしエピソードがあまり描かれなかったですが、友情が伝わるシーンもきちんと描かれているんだぁとか色々思いました。
    と、ここでも語ってみました(笑)

    また牛角さんフェアあってほしいと思う一人です!!

  12. マリー | URL | 1JkepbtE

    ハクさん

    実はこんなに長かったんです(笑)
    4000字加筆され更に、そして更に!
    どこが好きなんだろう、とか語りたくても語れない部分を思い切り書きました。壁に向かって一人で話すよりは文字でアウトプットした方がいいだろうと!

    >そして記憶を失うと最後まで虎徹を疑い抜く男!!
    そうなのです!!そこがまた美味しいと(笑)
    って、ハクさんジェイク様との華麗な戦闘シーン…脳内補完完璧ですね?!自分も完璧です!
    というかスカイハイとロックバイソンを吊るしたのもジェイク様なんですかね?
    吊るしてる姿想像するとちょっと可愛いですね(笑)

    >ルナティックの良いところは行動に筋が通っているところ
    分かります分かります!!
    それがシュテルンビルト市民にも大きく影響して、ヒーローたちの人気も危ぶみが出たのかなと自分も思います。
    父親の姿がチラつこうが最後の最後までやり遂げたのは凄いと思いますし、説得力も段違いですよね。
    監督もその平行線を描こうとしていたようですし、虎徹との決着がつかないのもそこもまた説得させる部分かなと思いました。

    これでもまだなんですよねぇ…
    キャストさんのインタビューもいーっぱい興味深いのがあるのですよ!
    まぁキリがないのでこれくらいで丁度いいのかもしれません!
    劇場版も観たら感想書きますよ~!いつも通り記憶頼りの(笑)

  13. マリー | URL | 1JkepbtE

    ハルさん

    ネタバレなので、本当お気にせずですよ!!
    というかこちらがネタバレについて微妙な触れ方で申し訳ないです。あとで直しておきますね。
    少しでも読んでいただけたら本望に尽きるといいますか、ありがとう、そしてありがとう!!ですよ。

    妄想バッチコーイ!!です!!
    大丈夫です!自分はブログの都合上書いていないだけで、そちらもガンガン妄想しておりますからあああああ(笑)
    色々な目線でも楽しめるのがいいですよねぇ、じゅるり…おっとヨダレが(笑)
    健全な目線で見てもバディは最高だと思います!
    お姫様抱っこから始まるというのは少女マンガでも今時中々ないのでは!?

  14. マリー | URL | 1JkepbtE

    リードマンさん

    博士号という発想はなかったです!!
    タイバニ学の博士号ですね?(笑)どこの大学いけばいいですかー?!

    本能の赴くままに打っていたのですが、正直この長さになるとは思いもよらず…
    しかも、「これキャラクタごとに分けて記事にすれば9回分のストックできる!」とか邪なことを考えてしまったのは内緒です(笑)

  15. マリー | URL | 1JkepbtE

    もあ☆モアさん

    有難いお言葉をありがとう、そしてありがとう!でございます。

    >やっぱロックバイソンが主役のときってなかったですよね。
    そうなのですよー!!
    しかも17話で虎徹が実家に帰るときに、ロックバイソンが心配して電話するなんていうエピソードがあったらしいのですが、削られたようです(笑)
    牛さんだけ削られたエピソード総集編を出してもおかしくないと!!(笑)
    アニメが終わったあとはタイバニ関連の番組に楠さんがご出演なさったり、牛角さんでフェアがあったりと終わってから目立ってないか!?とか色々そこも面白いなと。
    主役回があったらどんな感じになったんでしょうねぇ!

    >この「もう少し観たい!それは映画のお楽しみ(ハァト)」な感じで丁度よいのでしょうか。
    この腹八分目感が自分では凄くいい感じです!!
    もっともっと他のエピソードも見たい!と思うのですが、これはこれで完成されているし、このもう少し見たい感がまたいい風に働いているのかなーなんて思ってしまいます。
    若い頃は終わってしまうのが寂しくて2期ーー!!となっていたかもしれないですが歳取って保守的になったというのも作用しているかもしれません(笑)

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